大量リードの6回から左翼に入ったアストロズ青木宣親外野手は、9回に中前打を放って2000安打の大台まで11本に迫った。

 内野安打を記録した前夜は「まだもうちょっと」と不満を漏らしていた。この日は試合前の練習でイチローのフリー打撃を見て「イメージを膨らませていきました。フリーでも相変わらずあれだけ(スタンドに)入れるからすごいですよね」と刺激材料に。自らも柵越えを連発し「いい感じになってきている」と自信を口にしていた。

 7回は空振り三振だったものの、9回には鋭い当たりが出る。「完璧ではない。チェンジアップに対してバットのヘッドをしっかり投手の方に出した」と変化球を鮮やかに捉え、途中出場のイチローが守るセンターにはじき返した。