米大リーグ機構(MLB)は18日、ニューヨーク市内でオーナー会議を開催し、MLBのロブ・マンフレッド・コミッショナーが海外フリーエージェント(FA)資格を得る前の日本選手らがメジャー移籍する際に利用するポスティングシステムを今オフまでに改正したい意向を示した。

 記者会見した同コミッショナーは韓国でも利用されている同制度について「現状は国ごとに違うシステムになっている。プロ選手に特化した統一ルールにしたい」と語った。MLBは既に日本野球機構(NPB)側に協議を申し入れている。日本ハム大谷翔平投手が来季からのメジャー挑戦を球団に容認されており、行方が注目される。

 現行制度では日本球団が2000万ドル(約22億4000万円)を上限に譲渡金を設定し、支払う意思がある全ての大リーグ球団が選手と交渉できる。

 同コミッショナーはマーリンズの売却問題には「少なくとも2つの入札者がいて入札額でほぼ並んでいる。交渉は前進していて、あとは球団と入札者次第だ」と述べた。元米大統領の父と兄を持つジェブ・ブッシュ氏、元ヤンキース主将のデレク・ジーター氏のグループと共和党の元大統領候補が父のタグ・ロムニー氏、元ブレーブス投手のトム・グラビン氏のグループが候補とされている。