ヤンキース田中が敵地のレイズ戦に先発し、3本塁打を含む9安打6失点と炎上。3回0/3で降板した。自己ワーストの8失点、自己最短タイ1回2/3で交代した前回14日アストロズ戦と同様に精彩を欠いた。

 3本塁打はいずれも速球が甘く入ったもの。田中は「最近こういう結果しか残せてないんで。言い訳にしか取られない」と多くは語らなかったが「(速球の制球難の)原因は分かってます」。今季初めてプレートの三塁側を踏んで投げるなど、復調へ向けた改良も行ったが、ロスチャイルド投手コーチは「多く変えすぎたのではないか。基本に立ち返る必要がある」と話した。(タンパ=水次祥子)

 ▼田中が14日アストロズ戦の4本に続き、3本の本塁打を許した。日本人投手の被本塁打では99年に野茂(ブルワーズ)が3試合連続3本、田中が15年に2試合連続3本のケースがあるが、2試合で7本も浴びたのは初めて。