レンジャーズのダルビッシュ有投手(30)が敵地でのタイガース戦で今季10度目の先発マウンドに上がり、5勝目を挙げた。

 1回はキンズラーに先頭弾を浴び、2四球を出すなど、球審の厳しいストライク判定もあり制球に苦しむ立ち上がりだった。さらに2回にも2四球を出し、2死一、二塁で3番の主砲カブレラに中前適時打を許し、2回までに56球を費やす苦しい投球が続いた。それでも4回2死一、二塁のピンチではカブレラを二ゴロに仕留めるなど我慢の投球で、5回105球を投げ4安打、4四球、2失点(自責2)で7三振だった。これで今季4連勝で5勝2敗、メジャー通算51勝32敗となった。

 ダルビッシュは「ブルペンですごく良かったんですけど、ちょっと抑えてやろうというか、いいピッチングしようと力んだ感じはします。3回から、最初の2回を見直して修正できたのが、自分もチームも勝てた要因になったかなと思います」と話した。