レンジャーズ・ダルビッシュ有投手は25日(日本時間26日)、敵地で行われる27日(同28日)のブルージェイズ戦の先発に備え、チームの遠征先ボストンで調整した。レッドソックス戦前に雨の中、入念にキャッチボールを行った。昨季のプレーオフでは4本塁打を浴び、5回5失点と打ち込まれた相手への雪辱には「向こうも違うメンバーなので、あまり意識せず投げたい」と自然体を強調した。

 4連勝中で5勝2敗、防御率2・83と一昨年の右肘手術からの完全復活を印象付けている。一方で前回登板は5回限りで降板しただけに「いい時もあれば、そうじゃない時もある。そういう波を少しずつなくしていきたい」と課題を挙げた。

 登板間の投球練習では、数試合前から引き続きチェンジアップの精度向上に取り組む。得意のスライダーと比較しつつ「遠く及ばないですけど、同じくらいのレベルにいつか持っていけたらと思っている」と意欲的に話した。