ヤンキース田中将大投手がメジャー自己最多の13三振を奪う快投を見せたが、打線の援護がなく8回途中1失点で3連敗を喫した。

 スプリットとスライダーがさえ1回に3三振を奪うと、2回、3回、4回とも2三振を奪い毎回の9三振。5回に毎回三振は途切れたが、6回に2番ジョイスをスプリットで空振り三振に仕留め、昨年9月10日のレイズ戦以来、8度目の2ケタ三振をマーク。さらに4番K・デービスもスライダーで空振り三振に打ち取り、自身3度目の11三振で自己最多タイに並んだ。そして7回、先頭の5番ヒーリーをワンバウンドするスプリットで空を切らせ、メジャー最多の12個目の三振を奪った。さらに8回先頭の8番キャンハもスライダーで空振り三振に打ち取り、自己記録を更新した。

 この快投で8回1死まで無失点に抑えていたが、9番ロサレスに左前打を打たれたところで投球数が111球となり降板。2番手のクリッパードの乱調から均衡を破られ田中に失点がついた。投球内容は7回1/3回、111球を投げ、5安打1失点13三振無四球で、防御率は5・86。

 田中はデビューした14年に2ケタ奪三振を5試合で記録したが、15年、16年は1試合にとどまっている。

 前回登板の20日(同21日)レイズ戦は3本塁打を含む9安打6失点と炎上し、3回0/3で降板。自己最短タイ1回2/3で交代した前々回の14日アストロズ戦と同様に精彩を欠き2連敗。この日は復活の好投を見せたが、結果的に3連敗となり5勝4敗となった。