8回裏のナショナルズの攻撃で大乱闘が起きた。ジャイアンツのハンター・ストリックランド投手(28)から、97・8マイル(約157キロ)直球を右腰付近にぶつけられたナショナルズのブライス・ハーパー外野手(24)が激高。マウンドに近づき、ヘルメットを投げ捨てると同投手に殴りかかった。

 ストリックランドも応戦し、止めに入った選手も含めて両軍入り乱れての大乱闘となった。

 当事者の2人が退場を命じられたが、騒ぎが収まってもまだストリックランドは興奮状態。故障者リスト(DL)に入っているハンター・ペンス外野手(34)ら3人がかりでようやくジ軍ベンチ奥に引きずり込んだ。

 そんな中で、悪い意味で注目を集めてしまったのが、ジ軍のバスター・ポージー捕手(30)。ハーパーがストリックランドへ詰め寄ろうとしても、止めに入るそぶりはなし。

 5~6秒もの間、捕手のポジションから動こうとせず、主審がマウンドに駆け寄った、その後ろからジョギング程度の速さでついていっただけだった。

 大リーグでは仲間を守ることが何よりも優先されるため、FOXの名物記者ケン・ローゼンタール氏も電子版で同捕手の態度に疑問を呈した。

 今季ジ軍はナ・リーグ西地区4位と低迷。ポージーは試合中に何度か他の選手にイライラをぶつけるシーンが目撃されており、このままチーム内で浮いてしまわないか心配される。