ドジャース前田健太投手は4回3失点で降板。勝敗は付かず5勝目はならなかった。

 初回に安打と四球で無死一、二塁とされ、3番カーペンターの中前打を中堅テイラーが悪送球して先制点を奪われ、本塁のバックアップに入った前田も悪送球してさらに無死二、三塁のピンチ。ここで4番モリーナに適時中前打を打たれ、前回登板に続き立ち上がりに3点を失った。

 2回も安打とバントを処理した前田の悪送球で無死一、三塁となったが、1番ファウラーを遊飛、2番パームを一飛、3番カーペンターを遊飛に仕留めて無失点にしのいだ。3、4回は四球は出したが安打は許さず調子を上げ、チームは3回に一挙4点を奪って逆転。5勝目へ期待が膨らんだが、5-3とリードした5回の攻撃で1死満塁とチャンスに打席が回ってきたことで代打を送られ、勝ち投手の権利を目前にして降板した。

 前田は「前回もそうだけど、初回の入り方だけ。4回で交代というのは悔しいこと。いい球もあった。自分としては反省が多いけど、チームは勝って良かった」と話した。

 投球内容は4回82球を投げ、4安打3失点3四球2三振で、防御率は5・21。

 ドジャースは9-4で逆転勝ち、連勝を6に伸ばした。