レンジャーズ・ダルビッシュ有投手(30)が、勝敗はつかなかったものの8回を3失点で、今季自己最多の12奪三振をマークした。2ケタ奪三振はメジャーで32度目となる。

 この日は速球が走り、制球も良く、立ち上がりから三振の山を築いた。3球三振は打者6人から奪うなど球数も少なく、101球で8回を投げきった。3本のソロ本塁打を許したものの、8回を5安打1四球3失点で12奪三振と力投。速球はこの日最速98マイル(約158キロ)で、コンスタントに96~98マイル(約155~158キロ)をマークした。

 チームは9回表に秋信守の2ラン本塁打で同点、延長10回にアンドルスの適時左前打で勝ち越し、連敗を5で止めた。

 ダルビッシュは「真っすぐの状態も良かったですし、全体的に良かったと思います。(速球は)クセがあったので、それが単純になくなったから、いつも通りの真っすぐになった。リリースも少し変えました」と話した。