ドジャース前田健太投手(29)がツインズ戦に先発し、5回5安打2失点(自責1)で9勝目(4敗)を挙げた。自身3連勝で2年連続2桁勝利に王手。援護に助けられ、球数は91球を費やしただけに「粘りながら最低限の仕事はできた。悪いなりに何とか試合をつくることができた」と控えめに喜んだ。

 失点直後も踏ん張った。3回に先制され、さらに2死満塁で4番エスコバルを二ゴロ。逆転した直後の5回、失策絡みで失点、なお2死二、三塁で5番ロサリオを打ち取った。どちらも2点目は許さず「点を取られないのが一番だけど、1点取られた後も大事。悪い時はずるずると失点するから」と振り返った。打席では犠打を2度決め後続につなげた。

 これで両リーグ最速の70勝到達。「チームの勝利が一番なので、少しは貢献しているかなと思う。続けて勝っているのはプラスに考えたい」と表情を緩めた。