メッツの守備位置で珍事が起きた。

 ホセ・レイエス内野手(34)とウィルマー・フローレス内野手(26)がともにケガで試合直前になって出場を取りやめ。そのため本来は捕手のトラビス・ダーノー(28)が「5番三塁」で先発した。

 しかし不慣れなポジションでのプレーのため、コリンズ監督が配慮。三塁に打球が飛んできそうな右打者の時にはダーノーと二塁のカブレラを入れ替え、二塁に打球が飛んできそうな時はダーノーを三塁に戻した。

 その結果、なんとダーノーとカブレラが22回も守備位置を入れ替わることに。公式記録員泣かせの采配となった。

 試合には敗れたが、守備位置についてのコリンズ采配は的中したようだ。カブレラは2つのポジションで5度の守備機会を難なくこなした。一方、ダーノーの守備機会は9回にフレージャーの簡単な二飛を捕球したのみだった。