大リーグの分析システム「スタットキャスト」によると、飛距離は驚異の432フィート(約132メートル)。同システムが導入された15年以降、イチローが放った5本中最長。さらに、06年以降の本塁打データを公開しているESPN電子版によると、同年以降の最長は10年の422フィート(約129メートル)で、32歳以降では最も飛んだ1発になった。1死後に主砲スタントンが46号ソロを放ったが、それよりも86フィート(約26メートル)大きな当たりだったことから、米メディアでも注目を集めた。

 両軍9本塁打の乱打戦を制し勢いに乗ったチームは、第2試合も勝利。4月27日以来の勝率5割で、わずかながらワイルドカードでのプレーオフ進出の望みが出てきた。イチローは「雰囲気も悪くない。まあ、色気を出さずにできたらいいんじゃないですか。まだそういうレベルだと思いますけど」と穏やかな笑みで締めくくった。