ドジャース・ダルビッシュ有投手は16日(日本時間17日)、電話会見に臨み、カブスの本拠地シカゴで17日午後8時1分(同18日午前10時1分)開始予定のナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦の先発に向け「負けたいと思って投げる人はいない。やることは変わらない」と意気込みを語った。

 9月上旬の不調がうそのように、レギュラーシーズン最終盤から好調を維持している。プレーオフを含め、ここ4試合はいずれも1失点以下。「自分が一番ストライクを取りやすい球を優先的に投げている」そうで、9日のダイヤモンドバックスとの地区シリーズ第3戦も6回途中までを1失点。プレーオフ初勝利を挙げた。

 チームも地区シリーズを3連勝で突破した勢いを持ち込み、リーグ優勝決定シリーズも本拠地で2連勝。「みんながいい仕事をして、チームが一つになっている」と好感触を得ている。

 カブスは昨年7月に初めて対戦し、5回途中までを2失点で負け投手になった相手だ。当時は右肘手術とその後の右肩の違和感から復帰したばかりで「どうやって打者を抑えるか、という状況ではなかった」という。「球も配球も違うし、違うアプローチができると思う」と自信をのぞかせた。