田中将大投手が圧巻の7回無失点の快投を見せ、ヤンキースが5-0でアストロズを下して3勝2敗とし、ワールドシリーズ進出へ王手をかけた。田中はポストシーズン2勝目。

 1回は無難に無失点に切り抜けたが、2回先頭グリエルに外角スライダーをとらえられ無死二塁のピンチ。ここは後続を全て内野ゴロに打ち取って切り抜けた。5回には安打と四球などで1死一、二塁と再びピンチを迎えたが、1番スプリンガーを外角の151キロ速球で見逃し三振、2番レディックは外角低めへのスプリットで空振り三振に仕留めて脱し、雄たけびを上げながらガッツポーズ。6回はクリーンアップを圧巻の投球で3者凡退に抑え、続く7回も危なげなく3者凡退。見事に第1戦で黒星を喫したリベンジを果たした。投球内容は7回103球を投げ、3安打無失点1四球8三振。

 打線も田中の力投に応え、5回までに先発カイケルからサンチェス、ジャッジらの適時打で4点を奪って援護。7回にはサンチェスのソロ本塁打が飛び出してリードを広げた。

 田中は「前回負けていたこともあり、こういうゲームができて良かった。全体的には前回より良かった。ホームの声援の力を借りながらいい投球ができた。あとは応援するしかできないが、1つ勝って次のステージへいきたい」とコメントした。

 第6戦は20日(日本時間21日午前9時)にヒューストンで行われる。