ドジャース・ダルビッシュ有投手は23日、敵地で27日(日本時間28日)に行われるワールドシリーズ(WS)第3戦の先発が決まったことを受け「正直ヒューストン(アストロズ)とやりたかった。ずっとしのぎを削ってきた」と今季途中まで所属したレンジャーズと同地区だったチームとの対戦に意気込んだ。ロサンゼルスでのWSの前日練習で報道陣に対応した。

 競技の本場で最高峰の舞台に立つ。子どもの頃から憧れていた日本シリーズと比べ「客観的に見たら毎年すごいなと思っていたが、自分がここにいるとなると特にそういうのはない」と言う。それでも「最後まで勝っていたいという気持ちの方が強い」と栄冠への貪欲さものぞかせた。

 アストロズ戦は通算14度の登板で5勝5敗、防御率3・44。敵地では6試合で4勝1敗、防御率2・16と相性がいいものの「それで次に(勝てる)確証が持てるかといったら、そうではない」と気を引き締めた。