今オフ、ポスティング制度を利用してメジャーに挑戦する日本ハム大谷翔平投手(23)の争奪戦が、本格的にスタートした。13日(日本時間14日)、ゼネラルマネジャー(GM)会議が開幕し、各球団のGMが一斉に獲得へのアピールを始めた。交渉解禁までに「二刀流」を実現するための秘策を練りつつ、大谷を口説き落とすことになる。以下は主な球団のコメント。

 ◆ヤンキース・キャッシュマンGM「一般的に言えば、両方できる選手がいれば選手枠がフレキシブルになり選択肢が増える。他が25人で戦っている中、26番目の選手がいるような感覚」

 ◆マリナーズ・ディポトGM「素晴らしい才能の持ち主。他球団と同様に追い続けてきた。他にはない能力を兼ね備えており、それがこれだけの関心を集めている理由だ」

 ◆ナショナルズ・リゾGM「困難だと思う。片方こなすだけでも大変なことだから、特別な選手でなければ両立できないだろう」

 ◆パイレーツ・ハンティントンGM「どちらかに専念するだけでも努力が必要なのに、二刀流は言うまでもなく難しい。試合に出るだけでなく、準備や回復期間、技術向上が要求され、二刀流ではそれが倍になる」