パドレスが、西武からポスティングシステムでのメジャー移籍を目指す牧田和久投手(33)の獲得に乗り出すことが16日、分かった。パ軍は06年を最後に地区優勝から遠ざかり低迷中。チーム再建に向け、エンゼルス入りが決まった大谷の獲得にも動いていた。先発だけでなく、投手陣全体の強化が急務。アドバイザーには野茂英雄氏、斎藤隆氏も在籍しており、米球界でも少ないアンダースロー右腕へのリリーフとしての期待は高いとみられる。

 牧田はかねて希望球団などはなく、MLB全30球団を対象としてメジャー契約を最優先としたいとの考えを示してきた。大リーグの球団幹部や代理人が集結するウインターミーティングは終了したが、他球団ではレンジャーズなどが獲得候補に挙げている模様。交渉期間は年明け1月10日(日本時間11日)まで。今後の動向が注目される。