米大リーグ機構(MLB)のマンフレッド・コミッショナーは20日、アリゾナ州グレンデールで記者会見し、エンゼルスの大谷翔平が計7球団との交渉の過程で提示した右肘の診断結果が報道機関に漏れて記事化された問題に言及し「調査は終わっておらず、現時点で公表できることはない」と語った。

 エンゼルス入団を決めた直後の12月中旬、米メディアは大谷が右肘に自身から採取した血小板を使って組織の修復や再生を図る「PRP注射」と呼ばれる治療を受けていたと報じ、MLBは関係者の調査に乗り出した。

 また、同コミッショナーは試合時間短縮のために今季から導入する、投手交代を伴わずに首脳陣らがマウンドへ行ける回数を制限する新ルールについて「ファンのためだ」と理解を求めた。