前日本ハムで今季レンジャーズに移籍したクリス・マーティン投手(31)が、3年ぶりのメジャー復帰はエンゼルス大谷翔平投手(23)のおかげと感謝した。

 23日のAP通信の取材に「(日本でプレーする間)メジャーのスカウトが大勢、大谷を見に来ていた。僕がいい投球をしているとき、偶然に目が止まったと思う」と話し、それが契約につながったことに言及。昨年12月中旬に2年総額400万ドル(約4億4000万円)で、生まれ故郷テキサス州アーリントンに本拠地を置く球団と契約することができ「自宅まで9700キロ離れたところから車で30分のところに戻れたことは、幸運だ」と話した。

 大谷とは2年間チームメートとしてプレーし、今季はア・リーグ西地区のライバル同士となるが「彼のプレーを見ることは、非常に楽しいものになると思う。彼がメジャーでどれだけやれるのかを見られることに、興奮しているよ」と期待。また日本ハムでの経験は「日本では、走者の進塁を阻止する技術や投げた後の守備的位置の取り方、球質の向上の仕方などを学んだ」と古巣にも感謝した。