エンゼルス大谷翔平投手(23)が“メジャーデビュー”した。オープン戦のブルワーズ戦で先発マウンドに上がり、1回1/3を2安打2失点(自責1)。勝負球のフォークで2三振を奪い、米国でも有効な球種になると確認した一方、2イニング目の先頭打者に1発を被弾。先発ローテの一角として生き抜くための、収穫と課題が浮き彫りになった。以下は関係者のコメント。
◆マルドナド(正捕手として大谷をリード)「少しストライクゾーンに来なかったこともあったけど、今日が初めてだし、(全体的に)良かったよ。次に向けて改善できると思う」
◆ナギ投手コーチ(ボールに慣れる必要性について)「もう少し調整が必要だけど、そんなに時間はかからないだろう。スプリットは良かったし、あとは、ストレートをどこに制球するかだね」
◆コザート(今季移籍してきた正三塁手)「彼に関して信じられないと思うことは、あんなに若くしてあらゆることを完璧にこなすということだね」
◆フィリップス(昨季メジャーで37試合に出場し、打率2割7分6厘)「スプリットは本当に良かった。三振がとれる。カーブも見たけど、これも良かったね。彼は(メジャーで)すごい選手になる可能性があると思う」
◆オーフ(大谷に空振り三振)「彼との対戦を後でよく見返して思ったのは、僕のバットに穴が開いているか、彼のスプリッターが優れているかのどちらかだ」
◆ブロクストン(昨季20本塁打)「軌道がまっすぐなストレートだった。キャンプの段階で判断するのは難しい。彼は間違いなく、これから良くなるし、素晴らしい才能を持っている」
◆ビラー(メジャー通算40本塁打)「カウントが3ボール1ストライクになって、90%直球が来ると思った。打つ準備はできていた」
◆ブルワーズ・クレイグ監督(大谷について)「彼は明らかに才能のある投手だし、いいスプリットを見せてもらった」
◆マリナーズスカウト(大谷の印象について)「かなりいいね。これから感覚が良くなってくれば、もっと良くなるだろう。スプリットもストライクがとれていたし、良かったね」