エンゼルス大谷翔平投手(23)が、強力ロッキーズ打線に打ち込まれ、オープン戦初黒星を喫した。

 初回は、渡米後最速となる98マイル(約158キロ)をマークするなど、無失点で立ち上がったが、2回は先頭のデズモンドに左翼席へ本塁打を浴びると、死球を挟んで6連打を浴びた。昨季、打率3割9厘、37本塁打、130打点の主砲アレナドにも3ランを許すなど大乱調。4~5回、75球ほどが目安の登板だったが、1回1/3、7安打7失点でマウンドを降りた。

 「(2回は)1イニング目より、しっかり腕が振れなかった。前回(の登板)もイニングの入りがよくなかったので、そこが出ていたと思います」。打者としてもオープン戦打率1割と苦しんでおり、米メディアからは、マイナーで開幕を迎える可能性についても質問が飛んだ。大谷は「今の段階では、そこは考えていないです。1日1日、自分なりにやっていきたいです」と話していた。

 エンゼルスは、投手陣が5本塁打を浴びるなど18失点で大敗した。