エンゼルス大谷翔平投手(23)に「応援団」が結成されることが21日(日本時間22日)、分かった。ロサンゼルスで50年以上活動する在留邦人の非営利団体「関西クラブ」が中心となって、大谷と縁のある「岩手県人会」と「南加道産子会」と組んで後押し。第1弾として4月29日(同30日)のヤンキース戦(アナハイム)に約200人が三塁側スタンドに駆けつける。

 「関西クラブ」の藤本章会長(68)は「大谷君人気もあるし、みんなで盛り上げていければ」と話す。日本ハム栗山監督とは親交があり、大谷の活躍で日本一となった16年の優勝旅行時にはハワイで祝福の品も手渡している。過去、エ軍では松井秀喜を応援する団体「Matsuiland」が特大ボードを掲げて話題になった例もあり「少しでも力になれれば」。4月29日以降は、7月の「大谷ダブルボブルヘッドデー」での応援や敵地ドジャース戦に駆けつける計画もある。

 大谷はこの日、施設には姿を見せず、今キャンプ初めて完全休養にあてた。今日22日午後1時(同23日午前5時)開始のマイナー戦には打者出場する予定で、投手としては24日(同25日)の登板へ向かう。(米アリゾナ州テンピ=本間翼、斎藤庸裕)

 ◆ロサンゼルス関西クラブ 現地在住で主に大阪、京都、兵庫、奈良の2府2県出身のメンバーで構成される非営利団体。毎年約100人の会員数で活動しており、親睦会、カラオケ大会、野球観戦などを企画。国際交流を促す学生研修プログラムも実施している。39都道府県で構成される「南加(南カリフォルニア)県人協議会」の一員として、熊本大震災や東日本大震災の支援としてチャリティー活動なども行う。詳細はHP(http://kansaiclub・org/)で。