エンゼルス大谷翔平投手(23)が、2戦連発となる本塁打を放った。

 前夜の本拠地初打席での衝撃的な初アーチに続き、この日は2点を追う5回2死二塁の好機に、中堅へ同点2ランを放った。本拠地デビュー戦から、2試合連続で本塁打を放つのは、球団史上6人目。新人では初めての快挙。

 相手は昨季のサイヤング賞を獲得している、インディアンスのクルバー。地元スタンドはまたしても大熱狂に包まれた。前日の会見では「もっと苦しい場面のときにいい1本が出せるように頑張りたい」と話していたが、劣勢の展開を一振りで引き戻す価値ある1発に、1号アーチ時にはあえて無視する「サイレント・トリートメント」を仕掛けたチームメートたちも、ハイタッチで出迎えた。

 また試合前には、ブルペンで15球を投げ、マウンドの傾斜も確かめた。投手としては8日(日本時間9日)のアスレチックス戦(アナハイム)で先発する。