【アナハイム(米カリフォルニア州)=斎藤庸裕】エンゼルス大谷翔平投手(23)が、右手中指のマメの影響でわずか2回で降板した。先頭打者本塁打を浴びるなど、立ち上がりからスライダー、フォークの制球が定まらず66球を投げ、メジャー最短となる2回4安打3失点で初黒星を喫した。前回登板後にできたマメの状態が悪化したことで、大事をとっての降板とみられ、通常通りに調整していく予定。3戦3勝はならず、チームの連勝も7でストップしたが、今後も二刀流を貫く。

<大谷と右手マメ>

 日本ハム1年目の13年9月26日ロッテ戦では、人さし指のマメで5回降板。大事には至らず、予定通り中7日で10月4日ソフトバンク戦に登板した。15年7月2日オリックス戦では中指の血マメで、7回途中に自ら降板を申し出た。中7日で登板した同10日西武戦では3安打完封勝利。16年7月10日ロッテ戦は中指のマメが破れ7回途中降板。5日後に始まった球宴では、投手で選出されていたが登板を回避。皮がめくれたため時間を要し、復帰は7月24日オリックス戦での中継ぎ登板だった。