エンゼルス大谷翔平投手(23)は、試合前に入念なキャッチボールと打撃練習で調整を行った。

 強めのボールを投げるなど、右手中指にできたマメの状態は順調に回復している様子。前日、軽めのブルペンに入った大谷の状態について、マイク・ソーシア監督(59)は、「良い感じだね。ただ、昨日は“フルゴリラ”のブルペンではなく、感覚を確かめる感じだった。明日のブルペンではもっといい判断ができるだろう」と、22日(同23日)に再度ブルペンで調整し、最終確認を行うとした。

 ソーシア監督によると、“フルゴリラ”とは同監督が現役選手だった頃よりも前から使われているメジャーの野球用語で、ブルペンで100%の力で投げるときには「フルゴリラ」、感覚を確かめる時には「タッチ&フィール」、傾斜の確認には「スロープ」と段階があり、区別するために使われるという。

 大谷が投球練習を行う予定の明日22日は「フルゴリラ」ブルペンになるのかという問いに、同監督は「そうだ。4分の3ゴリラかもしれないけど。フルゴリラを期待している」と話した。