エンゼルス大谷翔平投手(23)が、メジャーで初めて4番(DH)に座り、第3打席で右前安打を放った。4打数1安打で打率は3割3分3厘。チームは2-4で敗れた。

 相手先発はメジャー通算123勝右腕のジョニー・クエト(32)。

 1回2死一塁の第1打席はチェンジアップに空振り三振。4回の第2打席もチェンアップを空振り三振。

 6回の第3打席もカウント2-2と追い込まれたが5球目の135キロチェンジアップに泳ぎながらも右手1本で右前に運んだ。

 左腕ワトソンとの対戦となった8回の第4打席は遊ゴロ。一塁へ3秒81で駆け込んだが惜しくもアウト。内野安打はならず。

 メジャーでは8番、7番、6番と打順が上がり、この日初めてクリーンアップに。それも4番に入った。不動の4番プホルスが休養日としてスタメンを外れたことによるものだが、マイク・ソーシア監督(59)は大谷について、「メジャーのピッチャーに対して慣れてきていると思うし、これからもいろいろな経験をしてもらいたい。打席でいい感じになってきたし、今日は打順を上げるのに最適なタイミングだ」と話した。

 日本ハム時代の4番は9試合。37打数13安打、打率3割5分1厘と好成績を収めている。

 大谷は24日(同25日)のアストロズ戦に3勝目をかけて先発する予定。