奪三振力が大幅アップだ。ドジャース前田健太投手(30)が24日、マーリンズ戦で6回を1失点、7奪三振と好投した。前回18日の登板で今季2度目の2ケタ奪三振をマークした三振を奪う能力は、この日も健在。初回先頭を三振に仕留めると、3回はソロ被弾したものの、奪ったアウトはすべて三振。「すべての球種をうまく使いながら打ち取っていけた。試合前のミーティング、プラン通り投げた結果」と胸を張った。

 昨季まで約25%だった奪三振率が、今季は33・7%と大きく上昇し、両リーグで現在7位。前田の上にいるのはシャーザー(ナショナルズ)、セール(レッドソックス)らトップクラスのエースばかりで、そうそうたる顔触れの仲間入りをしている。この日は82球で同点で降板し勝敗は付かなかったものの「球数的にもすごい余裕があったし、打者と勝負することができた」と納得の投球だった。ロバーツ監督も「非常にいい投球をして勝つ機会をつくった」とたたえ、次回は29日(日本時間30日)のジャイアンツ戦に先発させると早くも発表した。前田は「いろいろ考えながら投げていかないと」と気を引き締めた。