カージナルスのチームリーダーでオールスター8度選出を誇るヤディエル・モリーナ捕手(35)が6日、骨盤付近の外傷性血腫で手術を受けたため10日間の故障者リスト(DL)入りした。前日のカブス戦で9回にファウルチップを股間に受けて負傷。病院に直行し緊急手術を受けていた。復帰まで最低1カ月かかる見込み。

 プエルトリコ出身のモリーナはデビュー2年目の05年から13年連続で110試合以上に出場しており、今季もここまで31試合中29試合で先発マスクをかぶっているチームの大黒柱。元捕手のマシーニー監督は、前日の場面を振り返り「(始めは痛いが)数分後には良くなると思い込んで、だんだん痛みは引いていく。だが今回は違ったレベルだった」と話した。

 モリーナの離脱に伴い、傘下3Aから若手有望株のカーソン・ケリー捕手(23)が初昇格した。この日の試合は控え捕手のペーニャが先発出場。ケリーは延長11回に代打でメジャーデビューし、一ゴロに倒れた。