右上腕三頭筋腱炎(けんえん)のため故障者リスト(DL)入りしているカブスのダルビッシュ有投手(31)が、19日(日本時間20日)にDL入り後初めて試合形式で登板する。5月20日のレッズ戦に登板し、同月26日にDL入りしたダルビッシュが、実戦で投げるのは約1カ月ぶりとなる。

 この日はシカゴの本拠地リグレーフィールドでキャッチボールで調整。相手を立たせたまま変化球も交え約10分間投げた。いよいよ実戦に進む段階を迎え、練習後はリラックスした表情で、ジョークを何度も交えながら現在の状態と心境を明かした。

 「今日は状態がだいぶ良くなっていて、明日はちょっと不安はありますけど、これも1つのステップだと思って、やりたいです」と話し「チェンジアップを試したいとか、そのレベルではないので、取りあえずちゃんとストライクが投げられて、痛みが出ないという(ことが目標)」とした。

 またこの日はドジャース戦で相手先発が前田健太投手(30)であるため「ベンチで観ます。去年もシーズン中、スライダーの握りがどうとか、いろいろ改良していたので、それがいろいろ実を結んできているんじゃないですかね」と話した。