18日のフィリーズ-カージナルス戦の最中に、ファンがホットドッグを顔面に受け、負傷するという珍事件が起きていた。

 フィリーズの本拠地シチズンズ・バンク・パークでは、イニングの合間にマスコット「フィリー・ファナティック」がホットドッグ・ランチャーと呼ばれる銃で、スタンドにホットドッグを発射するのが恒例となっている。

 もちろんホットドッグをそのまま飛ばすとバラバラになってしまうので、紙で包んでテープで巻かれた状態で飛ばすのだという。

 だが20日の試合では運悪くバックネット裏に座っていたキャシー・マクベイさんという女性の顔面をホットドッグが直撃。目の回りなどに赤黒いあざができてしまった。

 マクベイさんは地元テレビ局の取材に「こっちに飛んできたと思ったら、バーンとものすごい衝撃が。メガネも吹っ飛んだわ」と話した。マクベイさんは肩をケガしており、来週手術する予定。腕を回せなかったこともホットドッグをうまくキャッチできなかった要因になってしまった。

 フィリーズはすぐさま謝罪。別の試合のチケットのプレゼントを申し出た。熱心なフィリーズファンであるマクベイさんも法的手段に訴える意向はなく、訴訟ざたになることは回避されるもようだ。