両太もも裏の張りのため故障者リスト(DL)入りしているヤンキース田中将大投手(29)が21日(日本時間22日未明)、本拠地ヤンキースタジアムで遠投を行った後に平たんなグラウンドで捕手役を座らせ投球を行った。

 8日のメッツ戦で走塁中に痛めてDL入りして以来、相手を座らせての投球は初めて。変化球も交えて主にノーワインドアップで投げ、セットポジションでも数球、計16球の投球だった。終了後にはロスチャイルド投手コーチと数分間話し合い、笑顔もこぼれていた。

 ブーン監督は「マサは順調にきている。今日のキャッチボールの後はまだ話をしていないが、太もも裏の状態はかなりいいのではないかと思う」とし、24日(日本時間25日)に遠征先のフロリダ州タンパで故障後初めてブルペンで投球練習を行う予定であることを明らかにした。傾斜のあるマウンドで投げるのは16日ぶりとなる。