ロイヤルズとマイナー契約を結んだ大阪府在住の16歳、結城海斗投手が8日、大阪府河南町で記者会見を開いた。

 一問一答は次の通り。

 -高校に進学せずに大リーグ挑戦に至った理由は

 結城 初めは甲子園を目指していたんですけど、シニア選抜でアメリカで野球をさせていただいたときに、甲子園よりアメリカで野球がしたいという思いが強くなりました。自分より大きな体の選手が多かったので、自分もこういうところで野球をして、上(のレベル)でやっていきたいと思って、留学を考えました。(シニア選抜の遠征後は)高校には行かずにアメリカに留学しようと考えていましたので。

 -プロに限らず、アメリカに留学しようと考えていた

 結城 そういうことです。

 -中学卒業後はどう過ごしていた

 結城 午前中は主に体幹を鍛えるためにジムに行って、昼から1時間英会話を勉強して、夕方は河南シニアで練習をさせてもらっていました。

 -契約するときの気持ちと、今会見しているときの気持ちは

 結城 初めてお話をいただいたときはとてもビックリしましたし、とてもうれしかったです。早くアメリカに行って野球がしたいという気持ちがとても強くなりました。

 -目標の選手は

 結城 昔からダルビッシュ投手を目標にやってきました。地元が同じなので昔から憧れが強かったです。

 -アメリカで感じた日本との違いは

 結城 体格とかパワーが全然違いますし、そういうところにびっくりしました。

 -自分の強みは

 結城 ストレートとスライダーには特に自信を持っているので、そこは通用するんじゃないかと考えています。

 -若くしてプロの世界に入れることについて

 結城 誰もがこういうチャンスを与えてもらえるものではないので、しっかり頑張っていきたいと思います。

 -最速と持ち球は

 結城 最速は144キロくらいで、持ち球はスライダーを縦と横の2種類、カーブ、スプリットです。

 -最終的な目標や夢は

 結城 メジャーに行って活躍することが今の目標です。

 -大谷選手のメジャーでの活躍はどう見ている、また二刀流に興味は

 結城 大谷選手は雲の上の存在ですし、やっぱりすごいなという感じです。バッティングは好きですけど、今はそこまで考えていないです。

 -具体的に大谷選手のすごいところは

 結城 真っすぐが速いですし、スライダー、スプリットのキレもすごいと思いますし、自分もああいうふうになりたいなと思います。

 -大谷選手のようになるにはどうしたらいい

 結城 まず体作りを重点的にしていったほうがいいと思います。

 -前例のない挑戦だが不安などはあるか

 結城 少しは不安がありますけど、今は期待のほうが大きいです。

 日頃から大リーグは見るか

 結城 やってると結構見たりします。

 -中学生のときからアメリカ留学は頭にあった

 結城 そうですね。シニア選抜が終わったくらいから考えていました。

 -英語はどのくらい話せる

 結城 全然しゃべれないです(笑い)

 -そこも含めて不安は

 結城 向こうに行って慣れていけばいいかなと考えています。

 -英語の勉強はいつ頃から

 結城 3カ月くらい前ですね

 -留学を考えて準備を進めている中で、大屋スカウトから話しがあった

 結城 お話をいただいてすぐに挑戦したいという意志が固まりました。

 -留学に関していろんな人に相談は

 結城 両親には相談していました

 -決意を報告したときの周囲の反応は

 結城 友達にもあまり伝えていなかったので、みんなビックリしていましたし、とても喜んでくれました。

 -対戦したい打者は

 結城 メジャーリーグに上がれるなら一流の打者と対戦したいです

 -カンザスシティーやチームの印象は

 結城 カンザスシティーは暑いイメージがあります。ロイヤルズは若手選手の育成がすごくいい印象があります。

 -いつ頃にはメジャーに上がりたい

 結城 自分の中では5、6年で上がりたいと思っています。