オールスター戦を前に、オリオールズのマニー・マチャド内野手(26)のトレードを巡る報道が過熱している。しかし本人は冷静を保ち、「目の前のことに集中させてほしい」とコメントした。MLB公式サイトが伝えている。

 マチャドについては、ドジャースとフィリーズがトレード先の有力候補とされていたが、MLBネットワークの記者によれば、新天地はドジャースとなる可能性が濃厚。早ければ18日にも契約がまとまるとの話で、複数の情報筋も同様の見解だが、最後の最後で変更が生じる可能性もある。

 オールスター戦に向けワシントンに到着してから、大勢の報道陣に囲まれ続けているマチャドは、この状況にうんざりした様子。ア・リーグのクラブハウスで「自分が答えるのはこれが最後になると思う。トレードが実現するにしてもしないにしても、皆さんの前で質問に答える時間と場所を設けるつもりだ。でも今は、今日のことだけを考えたい。試合に出場し、できる限り楽しみたい」と語った。

 報道が事実であれば、マチャドは現在ア・リーグ東地区最下位のオリオールズから、ナ・リーグ西地区首位のドジャースへ移ることになる。