インディアンス編成部門責任者のクリス・アントネッティ氏が、パドレスとの交換トレードについて、将来を見据えた策だと語った。MLB公式サイトが伝えている。

 インディアンスは19日に、パドレスから抑え左腕ブラッド・ハンド(28)とルーキーの救援右腕アダム・シンバー(27)両投手を獲得し、有望株として高く評価されているフランシスコ・メヒア捕手(22)を放出した。

 ア・リーグ中地区で首位に立つインディアンスだが、ブルペンはオールスター戦によるブレーク期間を前に防御率5・28でメジャー29位と苦しんでいた。さらに、同チームでは今季終了時に救援エースのアンドリュー・ミラーら複数の投手がフリーエージェントになり、救援陣の強化が課題とされてきた。

 アントネッティ氏は「今季のみならず、今後数年間もチームにインパクトを与えてくれる選手たちをブルペンに加えた」とコメント。「投手数人が契約満了に近づいていることは認識しており、来季に向けてブルペンを再構築する必要がある。今回のトレードは我々にふたつの非常に素晴らしいオプションを提供してくれた」と満足感を示した。