エンゼルス大谷翔平投手(24)と全日本女子バレーボール選手たちが26日(日本時間27日)、米カリフォルニア州アナハイムのエンゼルスタジアムで初対面した。ホワイトソックス戦の約1時間半前、フィールド上で対面し、記念撮影などを行った。全日本女子の中田久美監督(52)は、「夢に向かって挑戦する、すごい勇気のいる、覚悟のいることだと思う。そんなに世代が離れていない人たちが、一生懸命頑張っている姿をぜひ、選手たちに見せて、東京(オリンピック)につなげたい」と話した。

 全日本チームは現在、エンゼルスの本拠地アナハイムで10日間の合宿中で、アメリカ代表チームと練習試合が組まれているという。この日はオフだったため、球団関係者を通じて大谷との面会が実現した。大谷との会話について中田監督は「久光製薬の監督時代に一度、(試合を)見に来てくださって。その時はお会いすることは出来なかったんですけど、その時のお礼を、申し上げました」と、久光製薬スプリングスを指揮していた頃に、大谷が試合観戦に訪れていたことを明かした。

 大谷と対面した女子選手たちは、最初はやや緊張した面持ちも、記念撮影ではうれしそうな笑顔を見せていた。中田監督によれば、今回の面会が決まった時の選手たちの反応は「『えーーーっ!』って感じでしたよ」と、驚きとうれしさが入り交じったようなリアクションだったという。面会後は、スタンドで試合を観戦。「久しぶりのオフなので、抜きすぎない、良いオフになると思います」と満足そうだった。