エンゼルス大谷翔平投手(24)が13日(日本時間14日)のパドレス戦前に右肘内側側副靱帯(じんたい)損傷後、2度目のブルペン投球を行った。立った捕手に対して23球投げた前回のブルペンから中2日。初めて座った捕手に直球を27球、カーブ3球、スライダー3球、計33球投げ込んだ。敵地ペトコパークでのブルペン投球を終え、「1つステップを踏めたので、感覚も良かったので、今日は良かった」と振り返った。

 次回以降も、座った捕手に対してのブルペン投球で強度を上げていく見込み。今後について「前の感覚に戻すというよりは、より良い方向に進んでいくように、工夫しながらやりたい」と意気込みを話した。

 7月19日(同20日)にキャッチボールを再開して以降、順調にステップアップを続けている。肘の違和感は全くないかという問いに「ゲームで投げないと、おそらく体の張りだったりも出てこないと思いますし、今の段階では特には感じていない」と、肘の状態も良好な様子だった。

 ソーシア監督は「メディカルスタッフと相談して、彼の状態が今どうなのかチェックしていく」と話した。大谷は試合前の打撃練習の際に同監督と話し込み、笑顔を見せるなど、経過は順調のようだ。(サンディエゴ=斎藤庸裕)