エンゼルス大谷翔平投手(24)が、15日(日本時間16日)に右肘内側側副靱帯(じんたい)損傷後では3度目となるブルペン投球を行う見通しとなった。前日13日(同14日)にはブルペンで座った捕手相手に33球の投球練習を行った。14日(同15日)のパドレス戦前はブルペンには入らず、約20メートルの距離で40球程度の軽めのキャッチボールで調整。次回のブルペン入りについて、マイク・ソーシア監督(59)は「再確認するが、明日になるだろう」と話した。

 2度目のブルペン投球となった前日は、やや軽めの投球の「タッチ&フィール」だったが、次回は強度を上げる予定。「フルゴリラ」(100%に近い力で投げる)になるのかと問われたソーシア監督は、「強度が実際にどれくらいになるのか確認するが、タッチ&フィールではない。より強いものになる」と話した。

 パドレス戦の先発を外れた大谷は、打撃練習では3セット目に5スイングで5本塁打を放った。2セット目から7連発で、練習を見ていた観客を沸かせた。(サンディエゴ=斎藤庸裕)