ヤンキース田中将大投手(29)の5年連続2桁勝利は、3試合連続で持ち越しとなった。

 レイズ戦に先発し、6回を投げ、今季最多の9安打を浴びながらも2失点無四球と踏ん張り、クオリティースタート(6回以上、自責3以内)をクリア。だが、打線の援護がなく、4敗目(9勝)を喫した。

 初回、いきなり4連打を浴びて2点を先行された。それでも、1死後、連続三振でピンチを切り抜け、追加点を防いだ。

 2回以降も、毎回、安打を許したが、走者をけん制で2回刺すなど、ことごとくピンチの芽を摘み、粘りの投球を見せた。

 球数は92球。

 防御率は4・03。

 試合後の田中は、「立ち上がりの4連打は自分が制球できなかった球を打たれた。そこにはハッキリした理由があった。初回はアグレッシブさが足りなかったと思うところがあったので、2回以降はアグレッシブな姿勢を見せてどんどんいこうと意識して投げました」と、冷静に振り返った。

 ヤンキースは2連敗。