ヤンキース田中将大投手(29)が、レッドソックス戦に登板し、4回0/3、8安打5失点の内容で勝敗は付かなかった。
1回表、長短打で1点を先制され、前回登板の14日までマークしていた連続無失点記録は「20イニング」で途絶えた。結果的に1失点で踏ん張ったものの、初回だけで31球を要する不安な立ち上がりとなった。
2回表には1番ベッツに2点適時打、3回表には5番ホルトにソロ本塁打を喫した。
ヤンキース打線は2回裏、8番ボイトの2ランで詰め寄り、4回裏には4番スタントンの満塁本塁打で逆転に成功した。
田中は5回表、連続長短打で無死一、三塁とピンチを招いて交代した。
球数は83球。
防御率は3・82。
試合は、ヤンキースが終盤に逆転負け。マジック「2」としていた首位レッドソックスの3年連続10回目の地区優勝が決まった。
田中は今季、宿敵レッドソックス戦で4試合に登板し、クオリティースタート(6回以上、自責点3以内)はなかった。
それだけに、試合後は「今日やり返せれば良かったんですけど、まだレギュラーシーズンも最後のカードがあります。ワイルドカード試合に勝てばその次に当たるわけですし、やり返すチャンスはあると思っている。この悔しいいままでは終われないので、やり返したいと思います」と、ポストシーズンでの再戦にも目を向けていた。