ドジャースが延長13回の末にサヨナラ勝ちし、前田健太投手(30)も喜びをかみしめた。

試合時間5時間15分、両軍とも控えの野手を使い果たす総力戦を制し「本当に大変な試合でしたけど、勝てたことが一番だと思うので、良かったなと思います」と満足そうに振り返った。

1-1、同点の7回から3番手で登板。先頭打者のピナに対し、甘く入った2球目の直球を捉えられ、右中間への二塁打を浴びた。続く打者を左飛に抑えたところで交代。球数はわずか3球で、得点圏に走者を残したままマウンドを降りた。それでも、バトンを受けたリリーフ陣が踏ん張り、この回を無失点に抑えた。この日の投球内容について前田は「先頭打者に失投で、二塁打を打たれてしまった。その後のピッチャーが抑えてくれて、本当に助けられた」と振り返った。