ドジャースのマニー・マチャド内野手は、20日に敵地で行われたブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第7戦、0−1のビハインドで迎えた2回にフルカウントからセーフティーバントを成功させ、コディ・ベリンジャー内野手の逆転2ランに繋げた。チームはその後に3点を追加し、2年連続でのワールドシリーズ進出を決めている。

2回で打席に立った際、4万人以上のブルワーズファンから「マニー最悪!」のチャントなど、ブーイングの嵐を受けたマチャドだったが、同選手はMLB公式サイトで「彼らはいつも、最高の選手に対してブーイングをするんだ」と、まったく気にしていない様子。

同サイトによると、フルカウントからのバントを成功させた選手は、2014年5月に当時ロイヤルズの青木宣親が決めて以来。さらにマチャドは、レギュラーシーズンでの平均秒速26・3フィート(約8・02メートル)を上回る、秒速29・3フィート(約8・93メートル)のスピードで疾走した。

マチャドはなぜバントを選んだかと聞かれると、「自分が言いたいことをうまく言葉にできない」としたが、「少し勇気のいることだったが、勝つためにはなんでもしなければ。最終的には、次のベリ(ベリンジャー)がビッグなホームランで逆転してくれて、パーフェクトな形になった」と喜んだ。