エンゼルス大谷翔平投手(24)が12日(日本時間13日)、全米野球記者協会(BBWAA)の選ぶ新人王に選ばれた。日本人メジャーリーガーでは、95年の野茂英雄、00年の佐々木主浩、01年のイチロー以来17年ぶり4人目。受賞後に行ったメディアとの電話会見での一問一答は以下の通り。

-新人王受賞を受けて、アメリカに来て良かったと思ったか。また、ケガをした中での受賞となったことについてはどう思うか

大谷 (アメリカに)来て良かったなというのはずっと思っています。ケガをしたということは本当に良くなかった。悔しい思いもあるんですけど、その中でこういう賞をもらえたというのは光栄なこと。

-キャンプ中は期待していたような結果にならなかったが、そこから挽回できたことについて。また、右肘のリハビリの経過はどうか

大谷 単純に良い方向に成長できたかなと思っていますし、リハビリに関しても本当に毎日、前進し続けているかなと思うので、良い方向に全部、進んでいるかなと思います。

-ベーブ・ルース以来の二刀流が評価されたかと思うが、野球の本場アメリカでそういう評価を受けたことについて

大谷 賞を頂けたというのはすごく光栄なこと。レベルの高い中で、1年間、やってこられたということがまず、それ以上にすごく良い経験になったかなと思っています。

-今年1年を振り返って、自分の中で満足しているか、もっとやれるという気持ちはあるか

大谷 内容は別として、(シーズンを)フルで出ていた訳ではないので、やっぱりフルで出るというのが一番良いこと、チームに貢献する上で大事なことだと思うので、これから先、そこをまず出来るように頑張りたいなと思います。

-新人王受賞が、野球人生においてどういう意味をもつか

大谷 アメリカの野球は初めてなので、その1年目としてこういう賞をもらえてすごいうれしいです。この先の方がもっともっと長いと思うので、そこで良い活躍が出来るように、今のうちからまた来年に向けて頑張りたいなと思います。

-過去の日本人メジャー選手、野茂、佐々木、イチローと同じ賞を受賞できたということについて

大谷 単純にすごくうれしいですし、素晴らしい選手の名前の中に並ぶことができたというのは、光栄なことかなと思います。

-ピッチャーで投球回50イニング以上、打者では300打席以上だった。二刀流は成功したと思うか

大谷 シーズンをフルでは出られなかったので、もっともっと良い形で終えることは出来るんじゃないかなと思います。そのための練習をちゃんとやれれば、もっと良い成績も残るんじゃないかなと思います。

-シーズンで一番思い出に残っている、うれしかった瞬間は

大谷 (4月3日の)初ホームランはうれしかったですし、ベンチに帰ってからも楽しかったかなと思います。