エンゼルス大谷翔平投手(24)が22日、都内の日本記者クラブで会見を開いた。大谷は10月1日(日本時間2日)には右肘のトミー・ジョン手術を行い、来季は打者として復帰するが、基本的には今後も二刀流を続けたい考えを示した。

大谷は質疑応答で二刀流の今後について聞かれ「最終的に、シーズンの終盤で代打に専念する方もいれば、守備に専念する方もいる。何が良い、悪いではなくプロで生活していく中、自然に入っていく方もいる。最初に入っていく方が難しい」と、最初から方向性を決めることはないと淡々と語った。

その上で「そう考えれば、今の段階でそう考えることはない。どちらかになる可能性はあるかなと思いますけど、今の段階では全くないと思います」と、投打のいずれかに方向性が定まっていく可能性はあるものの、現状は二刀流を続けたい考えを示した。

17年11月11日に同じ場所で、ポスティングシステムを利用してのメジャーリーグ挑戦を表明した際は、大リーグでの二刀流続行について「継続していきたい」と明言した上で「世界一の選手を目指す」と誓った。そこに、どれだけ近づいているかと聞かれると「まだ1年目…(世界一の選手が見えるのは)引退する手前だと思いますし、自分で決めるのか、周りで決めるのか先は見えない。1年で少し、見えることじゃなく5年、10年たって少し見えるのかも知れない。頑張りたい」と語った。【村上幸将】