エンゼルス大谷翔平投手(24)が22日、都内の日本記者クラブで会見を開いた。

会見では、大谷に数字に絡む質問も相次いだ。大谷は今季、メジャーで本格的な二刀流に挑戦し、投げては10試合に登板し、4勝2敗、防御率3・31、打っては打率2割8分5厘、61打点、22本塁打、10盗塁で、ベーブ・ルース以来の史上2人目の「10本塁打以上と4勝以上」を達成。「10試合登板、20本塁打、10盗塁」を記録したのはメジャー史上初だった。今季の成績について聞かれると、大谷は「満足していない」と答えた。

来季、目標にする数字は? という質問も出た。大谷は、10月1日(日本時間2日)に右肘のトミー・ジョン手術を行ったことを踏まえ、まず復帰時期について「1、2週間単位でトレーナー、医師を含めたミーティングをしている。スケジュールは、術後の仕方によって変わってくる。今の段階で特定は出来ない」と言及。そして「量(出場試合数)が変われば、数字も変わる。来季は復帰時期が分からないので、数字は出せない」とした。

その上で「数字ではないですけど、ポストシーズンに行きたいというのは、より強くなっている。そこを目指して頑張りたい」とポストシーズン進出を目標に掲げた。

自分に何点を付ける? との質問も出た。大谷は「あまり自分に点数は付けないので」と具体的な点数はつけなかったが「離脱したから、あまりいい点にはならないのかなと」と、チームの貢献度においては、自らに及第点は出さなかった。【村上幸将】