ヤンキース田中将大投手が野球少年に40歳現役を約束した。

8日、大阪市内で契約するミズノのイベントに出席。全国から集まった小学生とキャッチボールや質問コーナーで交流した。

8歳の少年からの質問で「僕がプロ野球選手になったら対戦してくれますか」と聞かれ「もちろん。10年後は僕は40歳か。なくはないね。僕が頑張れば」と笑顔で即答した。「最低でも10年続けないといけませんね。悔いのないように1年1年やっていって、そこまで続けられればいい。僕も野球が大好きなので」と話した。

キャッチボールでは相手の気持ちになって投げる大切さを説いた。技術的には、腕を強く振るための準備が大事とし「腕を振るのは最後。足を上げて体重移動して、そこでどれだけエネルギーをためられるか。腕だけを強く振ろうとしても体がうまく動かない」と力説し、子どもたちも真剣に聞き入っていた。

参加した子どもはTシャツにそれぞれの夢を書いていた。

「プロ野球が目標と書いてくれた子もいた。続けていって、プロになってほしいなと思う。今回は野球をやっていない子も参加して、キャッチボールをしてくれた。興味を持ってくれて、何か広がるきっかけになってくれたらうれしい。抽選だったので、来られなかった人にも感謝したいですね」

野球振興に熱心なメジャーリーガーの口調は熱を帯びていた。