【ラスベガス(米ネバダ州)10日(日本時間11日)=四竈衛、斎藤庸裕】マリナーズが菊池取りへ本腰を入れる。米大リーグの球団幹部らが集まるウインターミーティングが開幕。ポスティングでメジャー移籍を目指す菊池雄星投手(27)の争奪戦が本格化する中、有力候補のマリナーズが猛烈なアタックをかける。金銭面だけでなく、過去に多くの日本人選手がプレーした環境面などをアピール。イチローからのメッセージなど「ウルトラC」も視野に入れ、獲得を目指す方針を固めた。

◆マリナーズでプレーした日本人 初めてマリナーズに所属したのは鈴木誠(マック鈴木)。94年からマイナーに在籍し、96年にメジャーデビューを飾った。00~03年所属の佐々木はクローザーとして活躍。01年から所属したイチローは、デビューから10年連続打率3割をマーク。12年途中にヤンキースへ移ったが、18年に復帰を果たした。その他、長谷川、木田、城島、岩隈、川崎、青木がプレーし、鈴木の入団以降も毎年日本人が所属している。