【ラスベガス(米ネバダ州)10日(日本時間11日)=四竈衛、斎藤庸裕】米大リーグの球団幹部らが集まるウインターミーティングが開幕。ポスティングでメジャー移籍を目指す菊池雄星投手(27)の争奪戦が本格化する中、有力候補のマリナーズが猛烈なアタックをかける。金銭面だけでなく、過去に多くの日本人選手がプレーした環境面などをアピール。イチローからのメッセージなど「ウルトラC」も視野に入れ、獲得を目指す方針を固めた。

ジャイアンツ・ザイディ編成本部長が「彼は日本で実績を積み上げてきた。我々は詳細に調査し、交渉前にやるべきことをしっかりやっている」と獲得を明言し「我々は有利」と豪語。地元紙サンフランシスコ・クロニクルの記者は、菊池がジャイアンツを第1希望にしているかもしれないとの関係者の話を伝えた。