米球界関係者が一堂に会するウインターミーティングが13日(日本時間14日)全日程を終え閉幕した。FA、トレードなど、スローペースだった昨季よりも活発だったものの、ハーパー(ナショナルズFA)、マチャド(ドジャースFA)ら大物選手の動向は決まらず、依然として水面下で各球団の攻防は続いている。

一方、ポスティングでメジャー移籍を目指す菊池雄星の争奪戦は、これからが本番。先発投手市場が順調に動いていることもあり、獲得意思のある各球団から具体的なオファーが届く段階に移行する。近日中には、菊池自身が渡米し、ロサンゼルス郊外で代理人スコット・ボラス氏らと合流。希望球団の絞り込み作業に入るものとみられている。その後、ボラス事務所が運営する専門施設でトレーニングを継続しながら、有力候補に挙げられているマリナーズ、ジャイアンツなど複数の球団との同席交渉に臨む見込みだ。(ラスベガス=四竈衛、斎藤庸裕)