ワールドシリーズ王者、レッドソックスのアレックス・コーラ監督は17日、ホワイトハウスへの表敬訪問に参加するかどうかについて明言を避けた。

コーラ監督は米自治領プエルトリコの出身。同島はハリケーン「マリア」によって打撃を受けており、コーラ監督は以前、ホワイトハウスを訪問する際にはトランプ米大統領により多くの援助を要請したいとの考えを示していた。

しかし今週になってトランプ大統領がプエルトリコへの災害基金をフロリダ州とテキサス州に転用するとの報道を受け、コーラ監督のトーンが変化。「もし(ホワイトハウスに)行くとしたら、私は正しい形でプエルトリコを代表したい」と語り、「現段階ではイエスと言えるが、明日には変わるかもしれない。考えを変えたわけではないが、今後数日間、どうなるか様子を見たい」と言葉を濁した。

ワールドシリーズ王者のホワイトハウス表敬訪問は恒例行事だが、最近では政治的な理由から招待を断る球団や、同行しない選手も出ている。レッドソックスは表敬訪問を行うとしているが、同行するかどうかの判断は本人に委ねるとしている。