エンゼルス大谷翔平投手(24)が、7号先制ソロ本塁打を含む4打数2安打でチームの2連勝に貢献した。

1回、ドジャース先発の前田健太投手(31)と今季初対決。フルカウントからの6球目、真ん中に入ってきたスライダーを捉え、右翼スタンドへと運んだ。昨年7月6日のメジャー初対決では2打数無安打と抑えられたが、第1打席できっちり借りを返した。

大谷の先制弾からエ軍打線がつながり、2死一、二塁からはグッドウィンの中前打で追加点を挙げると、この日3Aから昇格したばかりのボアが3ラン。大谷が口火となり、好調の前田から初回で5点を奪った。

2打席目はフルカウントから低めのチェンジアップに空振り三振。直接対決は2打席で2打数1安打1本塁打の結果だった。

前カードのマリナーズ戦では菊池雄星投手(27)とメジャーで初めて対戦し、3打数2安打1本塁打。2カード続いた日本人対決で合計5打数3安打2本塁打と勝負強さを見せた。

7回の4打席目では右前打を放ち、その後、今季初となる二盗をマーク。打って走って存在感を示した。ロサンゼルスのチーム同士の対決となった「フリーウェイ・シリーズ」は、エンゼルスが連勝した。

大谷は試合後「去年は(前田に)打ち取られていたので、何とか序盤に1本、という気持ちでいきました。毎日試合に出続ける中で、体調面は日に日に良くなっているかなと思います」と話した。